アルゼンチンは南アメリカに位置する大国であり、日本人の間では十分に理解されていない可能性があります。一般的には、サッカーの強豪国として認識されていますが、その他にもアルゼンチンには見どころが数多く存在します。たとえば、イグアスの滝やコロン劇場など、世界的に有名な観光地や文化遺産があります。これらの存在は、アルゼンチンが単なるサッカー国だけでなく、多彩で魅力的な観光地や文化的な宝庫であることを示しています。
（出典：近畿ツーリスト）
コロン劇場（世界三大劇場の1つ）
（出典：ニューズウィーク）
今回は、そんなアルゼンチンの新たな大統領になりましたミレイ氏について解説したいと思います。ハビエル・ミレイ（53）は「アルゼンチンを再び偉大にする」がキッチフレーズで中央銀行の廃止を公約に掲げています。アルゼンチンは今かなりのインフレに悩まされている国の1つです。
アルゼンチンでは年間のインフレ率が140％を超え、5人に2人が貧困状態にあるという深刻な経済的苦境が続いています。このような状況下で、国民は伝統的な政治や経済の危機に対して極度の失望と疲れを感じていました。貧困層の増加や高いインフレ率は、アルゼンチン国民にとって長年の問題であり、これによって政治や経済に対する信頼が揺らいでいることを示唆しています。
ハビエル・ミレイ下院議員がアルゼンチンの大統領に選出され、彼は「無政府資本主義」を掲げています。彼はビットコイン支持派であり、アルゼンチン中央銀行を批判し、中央銀行の廃止を提案するなど極端な意見を持っています。ミレイ氏はビットコインがマネーを本来の所有者である民間部門に還元する役割を果たすと主張していますが、一部では彼の金融政策が完全な米ドル化を目指しているとの見方もあります。
今後の政策が気になりますね。
