ビットコインの現物ETFが実現すれば、これは暗号資産市場に革命をもたらす可能性があります。
ETFは、投資家から集めた資金を株式や債券などに投資して運用する金融商品です。証券口座を通じて簡単に取引できるため、一般の投資家にとってもアクセスが容易になり、ビットコイン市場への参加が拡大するでしょう。
特に、伝統的な金融機関がこの分野に進出することで、ビットコインの受け入れが一層広がる可能性があります。ブラックロックなど、世界最大の資産運用会社がSECの承認を待っていることから、暗号資産が主要な投資クラスとして確立されつつあることが伺えます。
承認が実現すれば、これはビットコインを一般のポートフォリオに組み込む手段として新たな選択肢を提供し、市場の成熟に寄与するでしょう。ただし、SECの判断には慎重に期待し、市場の変動に備えるべきです。
慎重になるべき理由としては、SECは新たな資産クラスを調査・評価する際に慎重な姿勢を崩さず、市場の安定性や投資家保護に焦点を当てることが一般的です。したがって、暗号資産の規制環境が整備され、不正行為の防止策が強化されるまで、承認を先延ばしにする可能性が高いでしょう。SECは市場の公平性と安全性を確保する役割を果たしており、これらの要因を重視する傾向があります。
ただ、現在はETFの承認が許可されるかどうかではなく、いつ許可されるかに市場の見方が変わっているのも事実です。
イスラエルの戦争で、ハマスの資金源に仮想通貨が使われているとの話しもありますので、今承認され仮想通貨全体の価格が上昇すると、ハマスの資金源が増えることにも繋がりかねません。
そう考えると承認は、来年中になるのではないでしょうか。