老齢基礎年金の繰下げ受給をご存知でしょうか?
繰下げ受給とは、本来65歳から貰える年金の受給を66歳や67歳からなどと遅らせて受給することです。
受給を繰下げることで、月単位で年金額の増額が行われることになります。
増額率=(65歳に達した月から繰下げ申出月の前月までの月数)×0.007
繰下げ請求と増額率
(昭和16年4月2日以後に生まれた方)
※繰下げできるのは、他年金の権利が発生するまでの間です。また、老齢厚生年金と老齢基礎年金をそれぞれに繰下げ時期を選択できます。
70歳まで繰下げした場合
779,300円+(779,300円×42.0%)=1,106,610円
年間受給額は110万円以上にもなります。
ただし、70歳から受給を開始した場合の「損益分岐」の年齢は81歳11カ月となります。
まとめ
老齢基礎年金の繰下げ受給をすることで、年金額が増額されることがわかりました。しかも、増額された年金額は一生続きますから嬉しいですよね。70歳から受給する場合は必ず82歳までは生きて下さい。因みに、付加年金をかけている場合、付加年金も繰下げ受給対象になり増額率に応じて増額します。
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2022年4月より、年金制度改正で70歳から75歳まで繰下げが可能になります。75歳まで受給を繰り下げると年金額は最大でプラス84%になります。また、その場合の「損益分岐」の年齢は86歳11カ月となります。
75歳まで繰下げした場合
779,300円+(779,300円×84.0%)=1,433,912円
年間受給額は143万円以上にもなります。
注意点
年金には所得税、住民税がかかるため受給額が増えるとこれら税金も増えてしまいます。
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