日本の半導体関連銘柄は多数ありますが、代表的なものには以下のものがあります。
ルネサスエレクトロニクス (6723)
マイコンやセンサーなどの半導体製品を開発・販売する大手メーカーです。自動車や産業機器などの分野で高いシェアを持っています。
SUMCO (3436)
シリコンウエハーの製造・販売を行う大手メーカーです。ウエハーは半導体の基盤となる素材で、大口径や高純度のウエハーに強みを持っています。
東京エレクトロン (8035)
半導体製造装置の開発・販売を行う世界的なリーディングカンパニーです。エッチングや蒸着などのプロセスで高い技術力とシェアを誇っています。
アドバンテスト (6857)
半導体の性能や品質を測定するテスト装置の開発・販売を行う大手メーカーです。メモリやマイコンなどの分野で高いシェアを持っています 。
ディスコ (6146)
半導体や電子部品の切断・研磨・加工装置の開発・販売を行う大手メーカーです。高精度な切断技術や独自の研磨技術で高い評価を得ています 。
これらの銘柄は日本を代表する大手半導体メーカーとなりますが、今回紹介したい銘柄は半導体ウエハ洗浄装置を開発している企業になります。その銘柄は、
SCREENホールディングス 7735
株価(02/13) 17,740円
時価総額 17,412億円
ROE(実) 21.00%
ROA(実) 11.25%
PER(予) 25.4倍
PBR(実) 4.99倍
配当利回り(予) 1.18%
自己資本比率 53.3%
SCREENホールディングスは、半導体製造装置事業を中心に業績を伸ばしています。特にウエハ洗浄装置の需要が高く、営業利益率も改善しています。また、グラフィックアーツ機器事業やディスプレー製造装置事業なども黒字化しており、事業ポートフォリオの強化に努めています。
今後の課題としては、ウェハ洗浄装置の市場シェアの維持や拡大が挙げられます。アメリカなどの競合他社の台頭により、一部でシェアが低下しているとの報道があります。また、部材価格の上昇や生産能力の確保も重要な課題です。
投資妙味については、半導体設備投資の好調が続くと予想されることや、中期経営計画「Value Up 2023」に基づいて収益性や資本効率の向上に取り組んでいることが評価できると思います。また、ESGへの取り組みも積極的に行っており、社会的価値と経済的価値の両立を目指しています。
株価推移
(出典:Yahooファイナンス)