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ありスケの株式投資ブログ

株式投資にて、毎日気になったことや高配当銘柄や株主優待についてのことなど書いていきます。

米国雇用統計から見るFRBの今後の動向

経済ニュースに目が離せない方々へ!今日は、最近発表された米国の雇用統計について、解説したいと思います。3月の非農業部門雇用者数が予想を大きく上回る30.3万人増となり、市場の利下げ期待は後退。失業率も3.8%と改善し、米経済の人手不足が定着していることが示されました。

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雇用統計のハイライト

非農業部門雇用者数: 30.3万人増(市場予想: 21.2万人増)
失業率: 3.8%(市場予想: 3.9%)
平均時給: 前月比0.3%上昇
これらの数字は、米経済が引き続き強い勢いを保っていることを示しています。特に、ヘルスケアや政府部門、建設、レジャー分野での雇用の伸びが目立ちました。

ドルの動き

統計の発表を受けて、ドルは強含みとなり、ドル円は一時151.74円まで上昇。米10年債利回りも4.30%から4.40%近くまで上昇しました。これは、今年の米利下げ観測が後退していることを示しています。

FRBの今後の動き予測

FRBは、今後の経済指標やインフレの動向を見極めながら、利下げのタイミングを検討するでしょう。しかし、現在のところ、利下げを急ぐ必要はなさそうです。市場のコンセンサスは、利下げ時期が5月に移っているとの観測が強まっていますが、FRBは金融市場がそれをほぼ織り込むようにすると考えられます。

 

FRBはインフレ率が目標の2%に向かっていることを確認するまで、利下げには慎重な姿勢を保つでしょう。次回の経済ニュースで、さらなる洞察をお届けできることを楽しみにしています。