東京証券取引所は、2022年4月に東証1部などの既存4市場を廃止し、新たに3市場を開設することを発表したのをご存知でしょうか?
現在は、市場第一部・市場第二部・マザーズ・JASDAQの4つの市場に分類されていますが、これが新たに3市場に変更され名前も変わるということです。
それぞれ、どのように変更されるのか詳しく見てみましょう!
現在上場している全ての企業数は3,753社(2021/01/21現在)あり、
東証1部が2,190社
東証2部が474社
マザーズが344社
JASDAQがスタンダードとグロース合わせて704社あります。
それが、2022年4月より
プライム市場
スタンダード市場
グロース市場
の3つに分けられることになります。
各市場区分のコンセプトに応じ、時価総額(流動性)やコーポレート・ガバナンスに関する 基準を定めるほか、各市場区分のコンセプトを反映した定量的・定性的な基準を設けるようです。
プライム市場
ガバナンス
経営成績 財政状態
スタンダード市場
ガバナンス
経営成績 財政状態
グロース市場
ガバナンス
事業計画
現時点で東証1部上場企業のうち、約600社が新しい「プライム市場」の基準を満たしていないので、満たしていない銘柄はスタンダードやグロースに移行されることになりす。現在は東証1部でも冴えない企業もありますので、きれいに分類され、わかりやすくなるということですね!
しかし、これにより株主優待制度を維持継続する企業が減ってしまう可能性があると指摘されています。その理由は、現在東証1部で株主優待を取り入れている企業の中で、1部にいるために株の流動性を作り株主優待制度を取り入れている企業で、時価総額が足りずプライム市場に入れなくなる企業は株主優待を廃止するかもしれません。また、株主数の上場基準が現在の2,200人以上から800人以上に緩和されてしまいますので、それもまた理由になります。
上場のためのや上場維持のために東証1部上場銘柄というステイタスを得るための株主優待制度は今後どうなるかが注目ですね。
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