みなさん、貸株金利とは何かご存知でしょうか?今日は、貸株についてのメリット、デメリットなどを説明しながら紹介していきます。
まず、貸株とは投資家の保有株を証券会社に一時的に貸し出すことです。何のために貸すのかというと、証券会社は借りた銘柄を信用取引をしている方へ貸し出しています。期間投資家も信用取引を利用していますので、借手は多くの枚数を必要としています。
では、貸した側にはどのようなメリットがあるのでしょうか?それは、貸出料が貰えるということです。具体的な利率は銘柄により違いはありますし、証券会社によっても違いがあります。貸出利率は年利0.1%〜10%を超えるものまであります。貸出は1日からでも可能です。
1日分の受取額
貸出した株数×終値×貸株金利(%)÷365日=1日分の受取額
※終値その日の最後についた価格貸株金利銘柄によって異なります。また原則週次で見直しています。
デメリットでは、長期保有特典銘柄の恩恵がなくなってしまうことです。よく、3年以上保有で株主優待がグレートアップしますが、その対象外にされてしまいます。また、証券会社によりますが、株主優待や配当金も貰えないことがあります。株主優待も配当金もない銘柄は大丈夫です。
では楽天証券の貸株について紹介します。
楽天証券では貸株をする際、3つから選択出来るようになっています。
◉株主優待・予想有配優先コース
株主優待と配当の権利をもらうタイミングになると、自動的に貸株から外れて権利をゲット。
権利を獲得したら、また自動的に貸出し状態になります。
◉金利優先コース
権利確定日は貸株金利が通常の5倍になります。配当金、株主優待がない銘柄向け。
◉株主優待優先コース
株主優待の権利をもらうタイミングになると、自動的に貸株から外れて権利をゲット。
権利を獲得したら、また自動的に貸出し状態に。
貸株の貸株料金は毎月2営業日になります。
確認方法は
ログイン後>国内株式>貸株>金利・配当金相当
貸株の注意点としては、貸出料は配当金とは違いますので損益通算することができません。また税区分は雑所得となりますのでご注意下さい。また、貸株中に証券会社が倒産した場合は戻ってこない可能性があります。
貸株金利入金のタイミング
翌月第2営業日にまとめて1ヶ月分を入金されます。
このように、翌月の2営業日に入金されます。毎月配当があるみたいで楽しみが増えます!
上記のように高金利の貸株もありますが、かなりボラティリティが高いため注意が必要です。
まとめ
今回、楽天証券を主にご紹介しましたが、証券会社によって特典などの違いがあります。長期的に保有していて配当金が少ない、または無い銘柄をお持ちの方は、一度貸株を利用してみてはいかがでしょうか?
霞ヶ関キャピタルは楽天証券で年利4%で貸株出来るので預けることにしました🤗 pic.twitter.com/MOmrq9z6Pm
— ありスケ@株長期投資家 (@Aliceke_kabu) 2021年1月15日
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