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ありスケの株式投資ブログ

株式投資にて、毎日気になったことや高配当銘柄や株主優待についてのことなど書いていきます。

ビットコイン、11万5000ドル回復:トランプ関税示唆後の急落から反発

2025年10月13日、ビットコイン(BTC)は一時的な急落を乗り越え、早朝に11万5000ドルを突破しました。24時間で約4.5%の上昇を記録し、市場の注目を集めています。この反発は、米大統領ドナルド・トランプ氏の対中関税引き上げ示唆による地政学リスクの高まりで生じた下落からの回復です。本記事では、この価格変動の背景、要因、市場への影響、そして今後の展望を詳しく解説します。

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 1. 急落の引き金:トランプ氏の関税発言
10月10日、トランプ大統領は自身のソーシャルメディア「Truth Social」にて、「11月1日から中国製品に100%の追加関税を課す」と表明しました。これは、中国が希土類(レアアース)など重要鉱物の輸出制限を発表したことへの対抗措置とみられます。この発言は市場に衝撃を与え、暗号資産市場全体が急落。ビットコインは直近の高値12万6000ドルから10万8000ドルを下回り、約10〜12%の下落を記録しました。アルトコインイーサリアム、ソラナ、リップルなど)はさらに大きく、15〜30%の下落に見舞われました。

この下落により、暗号資産市場全体で190億ドル(約2.8兆円)以上の清算ロスカット)が発生。CoinGlassのデータによると、これは史上最大規模の1日清算イベントとなり、160万以上のトレーダーが影響を受けました。市場全体の時価総額は3.78兆ドルから一時3.5兆ドル近くまで縮小するなど、大きな混乱が生じました。

 2. 反発の背景:機関投資家ETFの力
10月12日から13日にかけて、ビットコインは急速に回復し、11万5000ドルを突破。反発の背景には以下の要因が挙げられます。

 2.1 機関投資家の買い戻し
下落局面で、機関投資家が「割安」と判断し、積極的にビットコインを買い戻しました。特に、MicroStrategyやBlackRockなどの関連株も連動して上昇。「トランプ氏の暗号資産支持姿勢を背景に、ABTC社がBTCを蓄積中」と話題になり、市場の信頼感を後押ししました。トランプ政権はこれまで、暗号資産を401(k)プランに含める執行命令など、業界に友好的な政策を打ち出しており、投資家の楽観ムードを支えています。

2.2 ETFへの資金流入
ビットコインETF(上場投資信託)、特にBlackRockのIBITなどへの資金流入が下落後に加速しました。10月11〜12日のデータでは、1日あたり数億ドルの流入が確認され、市場の安定化に大きく貢献。短期的なレバレッジ取引による清算が多かった一方、ETFのような長期志向の資金が反発を支えました。市場全体の取引高は10月中に9.72兆ドル(年間最高)を記録し、流動性の回復を示しています。

 2.3 地政学リスクの緩和
トランプ氏の強硬姿勢が軟化する兆しが見えたことも反発を後押ししました。10月12日、副大統領JD Vance氏は「トランプは中国の習近平国家主席との友情を重視し、合理的な交渉に応じる」と発言。トランプ氏自身も「中国のことは心配ない。すべてうまくいく」と投稿し、米中貿易戦争のエスカレート懸念が後退。中国商務省も「輸出制限は禁輸ではない」と釈明したことで、市場は落ち着きを取り戻しました。

3. 市場への影響:ボラティリティと長期保有の重要性
今回の急落と反発は、暗号資産市場の高いボラティリティを改めて浮き彫りにしました。清算総額はビットコインだけで95億ドル、アルトコインを含めると190億ドルに上りました。特にソラナやリップルは20%以上の下落を記録。一方で、週次ではビットコインが7%、イーサリアムが8%の下落にとどまり、相対力指数(RSI)が49で安定するなど、短期的な底打ちを示唆しています。

専門家の間では、ボラティリティの高さが指摘されています。MudrexのCEO、Edul Patel氏は「関税ショックで一時10万2000ドルをテストしたが、11万3000ドルまで回復。長期ポジション構築の好機」と楽観視。一方、10x ResearchのMarkus Thielen氏は「貿易戦争再燃で10万ドル割れのリスクが残る」と警告しています。MicroStrategyのMichael Saylor氏らが「HODL(長期保有)」の重要性を強調し、短期トレードのリスクを指摘する声が目立ちました。

4. 今後の展望:20万ドル到達は可能か?
専門家の多くは、2025年末にビットコインが20万ドルに到達する可能性を維持しています。Wiston CapitalのCharlie Erith氏は、「365日移動平均線がサポートとして機能。ビットコインの市場支配率上昇でアルトコインも復活する」と予測。トランプ政権の暗号資産友好政策や、米連邦準備制度FRB)の利下げ期待(10月14日のパウエル議長発言、15日のCPIデータ発表)も強気材料です。

一方、リスク要因も無視できません。11月1日の関税実施が本格化すれば、再び下落圧力がかかる可能性があります。また、中国の報復措置や金利ボラティリティ(VIX)の高止まりも懸念材料です。投資家は、最新の価格動向をCoinMarketCapやTradingViewで確認し、慎重な判断が求められます。

5. 結論
ビットコインの11万5000ドル回復は、機関投資家の買い戻し、ETF流入地政学リスクの緩和が重なった結果です。市場のボラティリティは高いものの、長期保有の重要性が再確認され、2025年末の20万ドル到達予測は依然として現実味を帯びています。暗号資産市場はマクロ経済や地政学に敏感であるため、投資家はニュースを注視し、冷静な戦略を立てることが不可欠です。

今後も市場動向を追い、最新情報をお届けします。ご質問やご意見があれば、ぜひお寄せください。

 

免責事項:本記事は情報提供を目的としており、投資助言ではありません。暗号資産投資には高いリスクが伴います。最新の市場データや信頼できる情報源を参考に、自己責任で判断してください。