今回紹介する銘柄は、法人向け信用保証サービス会社のイー・ギャランティ〈8771〉になります。好業績なのになかなか株価が上がらない銘柄の1つなんですが、どのような会社か見ていきましょう。
イー・ギャランティ 8771
法人向けの信用保証サービスを提供しており、主なサービス内容は、事業会社や金融機関からの未回収リスクを引き受け、それを小口化・パッケージ化して再保証サービスを提供することです。具体的には、企業間取引における売上債権の未回収リスクを保証し、リスク管理・分析・再構成を行い、金融機関や投資家、ファンドにリスクを販売します。また、企業間取引における信用リスクをヘッジし、信用リスクを保証するサービスを提供しています。さらに、海外の信用リスクに関しても事業拡大を推進しています。
株価(05/26) 2,106円
時価総額 1,000億円
ROE(実) 14.88%
ROA(実) 10.76%
PER(予) 31.2倍
PBR(実) 4.91倍
配当利回り(予) 1.66%
自己資本比率 72.7%
配当利回りはあまり高くはありませんが、9期連続増配という実績があります。
(出典:Kabutan)
売上げも毎年順調に伸ばしていっています。
3ヶ月推移では直近で、前年同月より成長しているのがわかります。
自己資本比率も72.7%と高く有利子負債もないので健全な会社と伺えます。
(出典:Yahooファイナンス)
直近、半年のチャートになりますが、右肩下がりに下がっていますね。
そして、5月26日発表の社外取締役にはあの有名な経済アナリストの馬渕磨理子さんが入っていました。
Youtubeやテレビやラジオでもよくお見かけする今引っ張りだこの方ですね。イー・ギャランティに更なる新しい風が吹けばいいですね。
まとめ
信用リスク保証サービスが引き続き堅調に推移していることは良い兆候です。ウクライナ情勢による不透明さや物価上昇による債権額の増加に対応するために、営業体制を強化し営業人員を増員した点は、リスク管理と新規顧客の取り込みに対する積極的な取り組みと言えます。
さらに、新規拠点の開設や配属人員の増加によって効率的な営業活動が可能となり、営業資源の拡大を図ったこともポジティブです。これにより、将来的には売上高の増加が見込まれます。
これから注目される銘柄となりそうですね。