今回は老後2,000万円問題について、老後に2,000万円貯めなくても大丈夫な理由について解説していきたいと思います。
そもそも、2,000万円問題とは何なのか、簡単に解説していきます。
老後2,000万円問題とは、金融庁の金融審議会「市場ワーキング・グループ」による老後30年間で2,000万円が不足するという問題のことです。
では何故それなのに、今回老後2,000万円貯めなくてもいいのか?
それは、現金2,000万円を用意するのではなく、つみたてNISAなどで65歳までに資金を貯め、運用をしたまま取り崩して行くという方法をとるのです。
つまり、老後が30年だとして、貯まった金額を運用しながら取り崩した合計が2,000万円になればいいという考え方です。
では、30年間で取り崩して2,000万円になるにはいくら必要なのでしょうか。平均で想定利回り5%で運用が出来たとして計算してみましょう。
ます、老後30年で2000万円足らないのなら、1年間や、1ヶ月に必要な金額を計算します。
2000÷30≒66.66
年間約66.66万円
66.66÷12≒5.55
月約5.55万円
これで、月々5.55万円必要ということがわかりました。
このことから考えてみると
65歳時の運用資産 1,100万円
想定利回り 5.0%
毎月の取り崩し額 5.8万円
これで運用しながら取り崩すことで、30年と4ヶ月持つことになります。つまり、95歳4ヶ月まで資金を取り崩すことができる計算となります。
今回は95歳ギリギリでの計算となりましたが、余裕を持つならもちろん多いに越した事はありません。
このように、つみたてNISAを利用することにより運用しながら取り崩していくことで、必ずしも65歳で2,000万円を用意する必要はないことを解説させて頂きました。
しかし、実際年金プラス月々5.8万円では生活がきついなどの考え方もありますので、安心した生活を送るにはいくら必要なのかという視点での記事もありますので参考にしてみて下さい。
まとめ
今回は、年利5%での運用と仮定してのシミュレーションでやらさせて頂いたのですが、この運用実績を求めるには、S&P500や米国株全体、あるいは全世界株式をベンチマークとした投資信託で運用することをお勧めします。また、1人1人将来の年金額も違ってくるでしょうし、必要な資産額も違ってくるでしょうから、あくまでも参考にする程度でよろしくお願いします。
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