高配当銘柄と言っても、業績が悪く結果的に高配当銘柄になってしまったものは危険です。もしかしたら、減配を発表するという場合もあるからです。
今回は、今月(2月)に増配を発表した高配当銘柄を紹介します。業績が良く配当が上がり高配当になった銘柄の方が断然安心できますね。
双日 2768
総合商社、総資産7位。自動車、航空産業・交通、機械・医療、エネルギー・社会インフラ、金属・資源、化学、食料・アグリ、リテール・生活産業、産業基盤・都市開発の9事業と海外5極のマトリックス体制を営んでいます。
株価(02/07) 1,916円
時価総額 4,796億円
ROE(実) 4.51%
ROA(実) 1.19%
PER(予) 5.6倍
PBR(実) 0.66倍
配当利回り(予) 5.38%(1株103円)
自己資本比率 26.9%
双日は、2月2日に決算を発表しました。
今期の最終利益を14%上方修正し、業績好調のため前回予想90円から13円の増配を発表しました。これで前期50円の倍以上になりました。
双日は去年10月、5株を1株にしています。
日本製鉄 5401
世界第3位の鉄鋼メーカー。製鉄(厚板、薄板、棒鋼・線材、建材、鋼管、交通産機品、チタン、ステンレス、鉄鋼スラグ製品)、エンジニアリング、ケミカル&マテリアル、システムソリューションの各事業を展開しています。粗鋼生産量はアルセロール・ミッタル(ルクセンブルク)・中国宝武鋼鉄集団に次ぐ世界3位です。
株価(02/07) 1,967円
時価総額 18,693億円
ROE(実) -1.20%
ROA(実) -0.43%
PER(予) 3.5倍
PBR(実) 0.55倍
配当利回り(予) 7.12%(1株140円)
自己資本比率 36.4%
日本製鉄は2月3日に決算を発表しました。
第3四半期で連結最終損益は5078億円の黒字で通期計画の5200億円に対する進捗率は97.7%になりました。配当は前期10円から130円の増配で140円と発表しました。
三信電気 8150
独立系のエレクトロニクス専門商社。デバイス事業はエレクトロニクスメーカー向け半導体(システムLSI、マイコン、メモリ)、電子部品(機構部品、コネクタ・コンデンサ)の仕入販売・輸出と技術サポートです。
株価(02/07) 1,637円
時価総額 267億円
ROE(実) 3.87%
ROA(実) 2.08%
PER(予) 11.1倍
PBR(実) 0.70倍
配当利回り(予) 6.11%(1株100円)
自己資本比率 51.0%
三信電気は2月3日に決算を発表しました。
第3四半期累計(4月から12月)の連結経常利益は前年同期比2.2倍の19.3億円と発表、同利益を従来予想の21億円→31億円(前期は18.7億円)に47.6%上方修正しました。今期の年間配当を従来計画の80円から100円(前期は40円)に増額修正しました。
住友商事 8053
総合商社、総資産4位。6事業部門(金属、輸送機・建機、インフラ、メディア・デジタル、生活・不動産、資源・化学品)の商品・サービス・開発をグローバル展開(世界66ヶ国・135拠点)しています。鋼管・鋼材、非鉄、CATV部門に強みがあります。
株価(02/07) 1,836.5円
時価総額 22,982億円
ROE(実) -6.04%
ROA(実) -1.89%
PER(予) 5.0倍
PBR(実) 0.80倍
配当利回り(予) 5.99%(1株110円)
自己資本比率 31.3%
住友商事は2月4日に決算を発表しました。
第3四半期累計(4月から12月)の連結最終損益は3351億円の黒字になりました。また、通期の同損益を従来予想の3800億円の黒字から4600億円の黒字(前期は1530億円の赤字)に21.1%上方修正しました。今期の年間配当を従来計画の90円から110円(前期は70円)に増額修正しました。
東洋製罐グループホールディングス 5901
総合容器メーカー、製缶業界トップ。包装容器(飲料用空缶・食品用空缶の金属製品、ボトルやパウチのプラスチック製品、紙製容器、ガラス製品、エアゾール製品・一般充填品等)の製造・販売、総合容器メーカーとして金属、プラスチック、紙、ガラスなど様々な素材の容器を取り扱っています。缶詰・飲料用金属缶やPETボトルのプラスチック容器は国内トップです。
株価(02/07) 1,519円
時価総額 3,081億円
ROE(実) 2.60%
ROA(実) 1.55%
PER(予) 9.7倍
PBR(実) 0.44倍
配当利回り(予) 5.13%(1株78円)
自己資本比率 60.4%
東洋製罐グループホールディングスは2月4日に決算を発表しました。第3四半期累計(4月から12月)の連結経常利益は前年同期比2.4倍の422億円になりました。通期の同利益を従来予想の370億円から420億円(前期は273億円)に13.5%上方修正しました。今期の年間配当を従来計画の46円から78円の(前期は43円)に増額修正しました。
まとめ
こうして見ますと、絶好調の高配当銘柄もたくさんありますね。但し、この絶好調がずっと続く訳とは限りませんので、しっかりと見極めて購入しましょう。他にも最近では、日本電信電話(NTT)〈9432〉やグランディハウス〈8999〉、稲畑産業〈8098〉などの銘柄も増配発表をしていますので併せてチェックしてみて下さい。
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