日本の高配当銘柄を選ぶ時、連続増配銘柄や現在高配当銘柄から探しがちですが、非減配といってどんな時でも減配をしてこなかった優秀な銘柄、しかも30年以上非減配してきている高配当銘柄を紹介していきたいと思います。
日清紡ホールディングス 3105
環境・エネルギーグループ。「モビリティ」「インフラストラクチャー&セーフティー」「ライフ&ヘルスケア」の3事業領域で無線・通信、マイクロデバイス、ブレーキ、精密機器、化学品、繊維製品の製造・販売しています。
株価(12/08) 877円
時価総額 1,570億円
ROE(実) 5.80%
ROA(実) 2.26%
PER(予) 12.2倍
PBR(実) 0.60倍
配当利回り(予) 3.42%(1株30円)
自己資本比率 39.4%
(出典:Kabutan)
配当については、中間配当および期末配当の年2回配当を基本とし、連結配当性向30%程度を目安に、安定的かつ継続的な配当を行う方針です。
ノーリツ 5943
給湯器メーカー、ガス給湯器・石油給湯器の国内最大手。温水空調分野を中心とした住宅設備機器(給湯器、温水空調機器、温水式床暖房、厨房機器、太陽エネルギーシステム)の製造・販売をしています。
株価(12/08) 1,769円
時価総額 899億円
ROE(実) -2.76%
ROA(実) -1.55%
PER(予) 14.8倍
PBR(実) 0.72倍
配当利回り(予) 4.69%(1株83円)
自己資本比率 56.5%
(出典:Kabutan)
通期業績予想の下方修正に伴う期末配当予想の見直しについては未定ですが、2021~2023年度は業績連動に安定性を加味した株主還元 「連結配当性向50%」または「DOE2%」のいずれか高い方を選択していきます。
DOEとは、株主資本配当率のことで、企業が株主資本に対してどの程度の配当を支払っているかを示す指標になります。
DOEの高い銘柄とは、配当性向かROE、あるいはそのどちらも高い銘柄になります。中央値は2%ほどになります。
武田薬品工業 4502
国内トップのグローバル製薬会社。医療用医薬品(癌、消化器系疾患、希少疾患、神経精神疾患)の4重点疾患領域と、血漿分画製剤・ワクチンの2ビジネスユニット、グローバルブランド14製品を供給しています。
株価(12/08) 3,133円
時価総額 49,572億円
ROE(実) 7.60%
ROA(実) 2.92%
PER(予) 26.7倍
PBR(実) 0.93倍
配当利回り(予) 5.75%(1株180円)
自己資本比率 40.1%
(出典:Kabutan)
武田薬品と言えば、睡眠障害「ナルコレプシー」の治療薬候補「TAK―994」の治験を中断したことから株価が下がってしまっています。ADHD薬の「バイバンス/ビバンセ」や潰瘍性大腸炎・クローン病治療薬の「エンティビオ」の特許が切れる前に新薬の開発が必要になります。
武田薬品が大型薬として期待をかけるのは、22年3月期中にも第3相(最終段階)の治験を始める睡眠障害「ナルコレプシー」の治療薬候補です。日中に突然眠気に襲われる神経性疾患の一種で、世界で約300万人の患者がいるとされています。
武田薬品のクリストフ・ウェバー社長CEOは現在の株価を過小評価されているので、自社株買いの良い機会だと考えています。
まとめ
これらの企業は、30年以上非減配でやってきた優秀な企業であることは間違いありません。しかし、今後どうなるかはわかりませんが、これらを参考にしてみて下さい。私は個人的に武田薬品が11月中にも15,335,700株もの自社株買いをしていますし、新薬の開発にも期待出来そうな気がするので期待したいですね。
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